近年の体育館などの屋内運動施設では、暖房利用などに伴う館内の温湿度変化による木材への影響(収縮)や、床板施工時に塗装された表面塗膜と床板木部の強度バランスなどの複合的な要因により、床板に「ささくれ」が発生することがあります。
ささくれの例
この「ささくれ」が放置された状態で、競技中のスライディング時に競技者の衣服に「ささくれ」が引っ掛かかった場合、衝撃により「ささくれ」が長大化・はく離して木片となり、競技者の身体に突き刺さる負傷事故が頻発して社会問題になりました。
当社はこの問題の解決のため、5年に及ぶ研究の末、木製床板側面に『特殊樹脂塗膜』を備えたことを特徴とする加工技術『ササクレス』を開発し、特許を取得しました。
『ササクレス』による運動施設用床材の損傷・事故の抑制・回避につながる抑制機能